IoT とは?

IoT という言葉、ひと昔に比べてだいぶ浸透してきましたよね。

IoT : Internet of Things とは”もののインターネット” と訳されています。

つまりはどういうことかというと、基本的に”人”と”人”もしくは “人”と”物” をつなぐものだったインターネットというものが、“モノ”と”モノ”をつないでいきますよーという概念的な言葉です。

これまでは、メールしたり、チャットしたり、SNS したりで “人” が何かにつながるものがインターネットの中心でしたが、モノが中心にインターネットにつながっていきます。

例えば、家のドアと家の鍵がインターネットにつながっていたとします。普通、家のドアを使って鍵を開けて家に入りますよね?では、もし家の鍵が家の近くにないのに、勝手に家の鍵が開いたらそうれはどういうことでしょう?

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ど、どろぼーけろ!!

そうすると、今ドアの鍵が開くのは異常!というのを検知して、例えば警備会社に連絡したり、警報を鳴らしたりというアクションを自動で実施するといった事ができるようになります。

今はつながっているものが家のドアだけでしたが、人が侵入できそうなところ、例えば窓だったり煙突!?だったりがインターネットにつながっていると、何か起こったときに”モノ” が自動的に何らかのアクションを取ってくれます。

このように、”人”が介在せず、”モノ”がインターネットにつながることによってさまざまなことができるようになる!というのが IoT : Internet of Things という概念です。

この例は”防犯” がテーマでしたが、全ての “モノ” がインターネットにつながることでいろんなことができそうですよね?

また IT や情報通信の市場調査を行う IDC Japan の調査によると、2022 年のこの分野における支出額は 11兆7,010億円 (経済成長率は 15%) と予測されています。国内だけでですよ?

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ものすごいポテンシャルを秘めてるけろー

そうなんです。しかも IoT によって、まだ誰も想像していないようなことができるような可能性も秘めてますよね。ワクワクします!

今後、IoT 関連の仕事はどんどん増えていくと思います。また、一見 IoT なんて関係がないという企業に勤めている人でも、全ての”モノ”がインターネットにつながっていくんです。必ず何かしらで関わりが出てくると思います。

そんな中、何かアイデアを出そうとしたときに、IoT って結局何なんだろう? どういった技術が、どのように使われることによって、どのような事ができるようになるのか?というのを把握しておくことは非常に重要です。

特にビジネスにおいては現時点で実現可能か、マネタイズはできそうか?というのは非常に重要ですよね。

冒頭で例にあげた防犯関連のソリューションは、ドラマとかアニメで金持ちのお屋敷にはこんなシステムがついているようなイメージがあります。それが、今はそんなお屋敷じゃなくても実現できるんです!

例えば、最近すこしテレビとかでも話題になった “Akerun” ってご存知ですか?

スマホや IC カードなど既存のものを鍵替わりにでき、誰がいつ入退室したかとかも管理することができるスマートロックです。特別な工具とかも必要なく 1 週間程で、銀行などでも採用するほどの堅牢性!
こういったものと、例えば Service と Service をつなげていろんな Action が取れる IFTTT のようなサービスを使えば個人でも実現できちゃいそうです。

よく紹介されている使われ方としては、シェアハウスの鍵の管理とかでしょうか。入退去が激しそうですが、そのたびに鍵の回収とか、住人がカギをなくした対応とかが全部いらなくなりますよね。新しい鍵を Web 上で発行しちゃえばいいんですから。

コンビニとかのオーナーとかでもいいでしょうか。そんなやたらめったらバイトに大事なものが入っているところの鍵を預けるのは不安ですが、鍵をもっているシニアな信頼のおけるバイトが急遽出勤できなくなった場合などでも、一時的にその日出勤するバイトのスマホに鍵を転送するといった事もできちゃいますね。

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シフトに入っているときだけ鍵を有効にしたりすればもっとあんぜんけろ!

いいですね!アイデアが止まりませんね。

“Akerun” がメインの話ではありませんが、興味を持った方は以下から資料のダウンロードができます。

https://akerun.com/lp/?page_id=2147

このような感じで IoT におけるビジネスチャンスは今後無限大ですよね!

IoT の学び方とは?

いろんな可能性を秘めている IoT ですが、私のお勧めの学習方法は MCPC という団体が主催している資格試験を目指してみる事です!

正確には資格試験を取得することではなくて、この資格試験を取得するために必要な教科書があるのですが、この教科書が IoT の基礎を学ぶには非常に秀逸なのです。

なにがいいかというと、IoT 関連の知識が体系的にまとまっているところです。一つ一つの内容がそこまでめちゃくちゃ深いわけではないのですが、IoT を語るうえでどういった知識が必要なのかを非常に効率よく学ぶことができます。
しかも、資格まで取れちゃうというおまけつき。

上記リンクは中級となっていますが、IoT 検定には初級と中級がありますので、自分のレベルに合わせて初級編も併せて読むとより理解が深まると思います。

本ブログの別の記事でも書いているんですが、何か新しく勉強しようと思ったときにゴールを設けておくと習得までのモチベーション維持ができるし、理解度の質も変わってくると思います。

今回は資格取得も一つのモチベーション維持の方法としてお勧めです。MCPC はモバイルコンピューティングを健全に推進していくためのコンソーシアムで、NTTドコモ、KDDI,ソフトバンクなど大手モバイルキャリアを中心に発足されています。
このあたりの社員の方はモバイルシステム技術検定 という MCPC の別資格を取るのが必須という会社もあるくらいです。

IoT とのベースとなるのは LTE/5G といったモバイルのテクノロジーになりますので、興味のある方はこちらも併せて読んでみると面白いです。

モバイル技術検定には3段階あり、最終的には SMC(Senior Mobile Consultant) といってコンサルタントとして MCPC から認定される資格が得られます。

ちなみに私は SMC ですが、SMC になるとモバイルや IoT/AI といったセミナーに無料や格安で参加できますので情報のキャッチアップ先として非常に有益な資格なのでお勧めです!

まとめ

如何でしたでしょうか。

IoT が発展してくるとどういったことができるようになるのか、どのように私たちの暮らしが便利になるのか、、、考えると非常にワクワクしますよね!

この辺りを語れるエンジニアはまだまだ少ないです。この記事を読んでいただいた方が一人でも Moible/IoT の勉強をしてみようかなという気持ちになっていただけるとブロガー冥利に尽きます!

  
まとめ

-IoT は Internet of Things の略
- 人ではなくて、全ての"モノ"がインターネットにつながる。
- 全ての"モノ"がインターネットにつながることで、便利な世の中になる
- この分野に精通しているエンジニアはまだまだ足りない
- 概要を理解するために参考書をよみながらついでに資格もゲット!